日本産マカ「Jマカ」による、ヒートショックプロテインの研究結果

日本マカ株式会社で栽培している「日本産マカ」

NA-shopで使用している日本産マカは「Jマカ」として独占の独自原料として活用しています。

その「Jマカ」の研究・試験結果をご紹介させていただきます。

試験・研究機関 医薬資源研究所(https://iyakushigen.jp/)
担当者 團 克昭 (理学博士:東京工業大学)

以下の内容は特許庁へ特許出願済みです。(特許出願番号/特願2025-157856)

記載している内容はわかりやすく文章を編集しています。

ヒートショックプロテインとは

ヒートショックプロテイン(HSP)は、体にストレスがかかったときに細胞を守ってくれる“お助けタンパク質”です。

たとえば、熱、紫外線、酸化ストレスなどの刺激を受けたときに、傷ついた細胞やタンパク質の修復を助けてくれます。
人間の細胞は、45℃の高温では通常耐えられずダメージを受けますが、体温の限界近くの42℃程度の温熱刺激を受けると、細胞内で複数のHSPが発現して、ストレスに強い細胞に変わることがわかっています。

例えば、

日頃からちょっとずつ日焼けしてると、肌が紫外線に慣れてきて、強い紫外線を浴びたときにも過剰な炎症やダメージが起こりにくくなることがあります。
いわば、「日焼けしにくい肌に近づく」ようなイメージです。

 

HSPには様々な種類があり、老化を防いだり、免疫力を高めたり、コラーゲンを修復したりする役割を持つものもあります。

HSPの中でも、特に以下の2種類はミトコンドリアの機能維持に関わることが知られています。

HSP60 ミトコンドリアの エネルギー産生・寿命 に関与する存在(ミトコンドリア内で作られたタンパク質が正しく機能するように、正しい形に折りたたむのを助け、ミトコンドリアの働きを支える。)
HSP70 ミトコンドリアを機能させ続ける運搬係かつミトコンドリアを守る(ストレスなどでタンパク質が壊れるのを防いだり、ミトコンドリア内外に必要なタンパク質を届けるサポートを行い、細胞の正常な状態を保つ役割を果たす。)

弊社が保有する独自の日本産マカ原料「Jマカ」で、このHSP60とHSP70が発現すれば

ミトコンドリアに良い影響を与える可能性を示せることから、専門の研究機関の協力を得て研究試験を行いました。

 

Jマカによるヒートショックプロテイン(HSP)の誘導試験

ヒト子宮頸がん細胞に、Mixマカ(Jマカ)・黒マカ・マカの葉を投与して
定量PCR法を用いて検討しました。

その試験結果が下記の表になります。

HSP60とHSP70の両方が発現したことが確認されました。

Jマカを投与して1時間後、4時間後はHSPの発現は見られず、8時間後に発現を確認しました。

測定は、回収した細胞からTotal RNAを精製抽出し、目的のmRNAをRT-PCRにて実施した。結果は、対照との差をデルタデルタCt法により示し、2倍以上の差(mRNAレベルで4倍以上の差)を有意と判定した。

結果、2倍以上の差が認められたため、有意の判定となりました。

試験結果まとめ

日本産マカ「Jマカ」でミトコンドリアのエネルギー産生」「ミトコンドリア機能」「ミトコンドリアの保護」に効果がある可能性が高いという試験結果を得られました。

 

さらに、コラーゲン合成促進・抗酸化作用といった美容・健康分野へも有意な結果を得られました。

 

Jマカで試験したHSP

  • Hsp104: 異常タンパク質の再生
  • gp96: 小胞体内抗原輸送
  • Hsp90: 周辺タンパク質の活性調節
  • Hsp70: 細胞死保護作用、細胞質抗原輸送
  • Hsp60: タンパク質のおりたたみ維持効果
  • Hsp47: コラーゲン産生
  • Hsp32: 抗酸化作用

以上の試験結果をJマカ(ジェイマカ)にて特許出願しています。